2019年12月20日、バーチバにてあがた森魚「第三惑星の一夜」が開催されました。
上下黒のセットアップ、シルバーの髪を山高帽の両脇からから見える姿ですっと現れると会場は一気にやわらかな雰囲気に包まれました。
笑顔で観客に話しかけてから、おもむろにギターをつま弾きながらとめどなく珠玉の言葉があふれはじめます。フォークシンガーであり、深夜食堂でもおなじみの俳優、エッセイストとしても活躍されている“あがた”さんから発する言葉はいろいろな方向に遷移し展開し曲がり戻り歌へとつながっていきます。
すでに伝説として位置づけされている方でありながら、音楽を楽しんでふれあいを楽しんでいる姿に会場の空気はあっという間に違う世界へといざなわれます。
・出身地の北海道の話
・ボブディランの話
・震災の話
・幼なじみの話
・恋をした先生の話
・宇宙に思いをはせた話
・ニューヨークの話
・新しいジャケットの版画の事
そんな話を聞きながら、「観光おみやげ 第三惑星」の曲や少し前のアルバムの曲、そして「佐藤敬子先生はザンコクな人ですけど」と精力的に演奏は続きます。
バーチバのオーナーdreck高木がディジュリドゥで突然のセッションで参加。
そんな遊びも余裕で受け入れる懐の深さ。
ライブが終わった後も、音楽やアートの事をキラキラしながらしゃべる続ける方でした。
